私は偏差値50ぐらいの理系大学卒で、中小企業に就職してエンジニアになりました。
学歴や就職企業が特段良いというわけでもなく、家がお金持ちというわけでもありません。
そんな私がどのように1億円の資産を形成したか、お伝えしたいと思います。
結論から言うと、収入を増やし、支出を減らし、最大化した余剰資金を資産運用する。
これを地道にこなすことで凡人でも、15年間で1億円の資産形成が可能です。
今回は、「収入を増やす」「支出を減らす」「余剰資金を資産運用する」の収入を増やす編です。
支出を減らす編、余剰資金を資産運用する編はこちらから。
収入を増やす
やさぐれ流、収入を増やす手段を重要な順に並べると以下になります。
- 副業で稼ぐ
- 不労所得(株式の配当金など)を増やす
- 昇進して昇給する
- 資格取得で昇給する
- 転職して給与を上げる
- 残業して残業代を稼ぐ
収入を増やす際のポイントは、必ず自分の時給ボーダーを意識することです。
時給ボーダーは、手取り年収を年間の総拘束時間(通勤時間、お昼休み、業務外の飲み会などの時間を含める)で割ってください。
簡易的に求めるなら、労働時間の1.2倍=総拘束時間、で計算してください。
この時給ボーダーを切るなら、生活残業したほうが金銭的にマシであることを認識しましょう。
新しい副業に取り組むときに時給ボーダーを一時的に下回ることはあります。
しかし、最終的には時給ボーダーを超えることを目標に取り組んでください。
私の場合、1,2,3,4を並行で取り組んでいました。
1~6の各項目を説明します。
1.副業で稼ぐ
副業で稼ぐは収入を増やす王道です。主なメリットを上げると
- 残業できない人も収入を伸ばせる。
- 自分の努力次第で時給ボーダーを超えられる。
- 本業では伸ばせないスキルが向上する。(場合によっては、本業にフィードバックして活かせる。)
- 独立した時の収入の柱にできる。
私の場合、パチスロ、せどりで稼いでいました。
何の副業で稼ぐのがよいのかは、向き不向きがありますのでその人次第ですが、高額な費用をサロンや教材に払う必要はありません。
すべて無料の情報で年間200~300万円は稼いでいました。
2.不労所得(株式の配当など)を増やす
なぜ、この項目が重要かというと、不労所得は労働時間がほぼゼロだからです。
労働時間がほぼゼロであれば時給はとてつもなく大きくなり、労働に関わらず資産を増やせます。
不労所得が生活費を上回ると、お金が自動的に増えていくようになります。
多くの個人投資家にとって、これが投資の最終目標と言えるかもしれません。
全世界株のインデックス投資のみで、株式の配当金は全て再投資しています。
あまり、配当重視にしていないため、配当は年間100~150万円程度です。
(ちなみに、配当重視は税金面で不利で、投資効率悪いです)
高額のスクール、サロン、自動売買ツールなどを購入すのはやめましょう。
凡人が資産運用するにあたっては、無料サイトや書籍による学習で十分です。
具体的な方法論は、余剰資金を資産運用する編で詳しく書いています。
3.昇進して昇給する
昇進して昇給するために必要な労力は個人の環境によってかなり違います。
「前向きな姿勢を見せる」、「積極的な発言をする」のような、会社での働き方で、昇進を近づけられるなら、労働で使う時間は変わらないのでやる価値があります。
特に中小企業では、日本人は控えめな人が多いこともあり、リーダー的な行動意識するだけで印象は良くなります。
ただし、以下のような昇進のために時間を大量に消費する場合は、時間の対価に合うか吟味する必要があります。
- 飲み会に出まくって、業務時間外の時間を使わなければならない
- お客さんとの付き合いに時間を大幅に取らないければならない
- サービス残業を大量にしないといけない
以下のような行動を意識していました。
- 積極的な発言や前向きな姿勢を見せる。
- 上長のアドバイスを素直に行動に取り入れる。また、そうした姿勢で行動していることを伝える。
- 上長が自分にしてくれて嬉しかったことを自分の部下に対しても行う。
- 周囲に感謝を積極的に伝える。
働いている時間を増やさず、労働の質を上げる努力をすることは取り組んで損はありません。
4.資格取得で昇給する
資格取得によって基本給が上がる場合は、即刻上限まで取るように計画してください。
基本給が上がるものは時給ボーダーを下回ることは滅多にありません。
資格取得で一時金が支給される場合は、勉強時間で取得金額を割ってみましょう。
その結果、時給ボーダーを超えている場合、資格取得を目指しましょう。
会社指定のIT系国家資格を複数取得することで、MAXで月6万円基本給が上がる規則になっていました。
速攻で資格を取りまくってました。
が、これはあまりにもおいしすぎて後に廃止されてしまいました。
5.転職して給与を上げる
ブラック企業に勤めている人、計画的にキャリアアップできる人は、転職して給与を上げるのはありだと思います。
ただ、給与が上がっても実質拘束時間が長かったり、人間関係・会社環境が合わないリスクもあるので、転職は慎重に行いましょう。
最初に就職した企業がホワイトだったので、転職を検討したことはありませんでした。
そもそも、辞める時は独立(脱サラ)しようと思っていました。
6.残業して残業代を稼ぐ
残業代が時間通りにつくホワイトな企業に限りますが、単純に残業して残業代を稼ぐ方法です。基本的にこの方法で収入を増やすことはおススメしません。
良くない点をあげると
- 生活残業をしていると捉えられ評価を落とす可能性がある。(逆に、長時間労働=頑張ってる、と捉えられて評価を上げる可能性もありますが。)
- スキルがあまり向上しない可能性が高い。
生活残業をしたことは一度もありません。
どうせ稼ぐなら、早く帰って副業に時間を使うようにしていました。
まとめ
「収入を増やす」、「支出を減らす」、「余剰資金を資産運用する」の収入を増やす編でした。
本業のみで年収200~300万円アップさせようとすると、かなり高いハードルです。
副業で年200~300万円稼ぐことは簡単ではないですが、努力次第で誰でも達成できると思っています。
興味があれば、次の支出を減らす編、最後の余剰資金を資産運用する編も読んで頂けると幸いです。
この3項目をバランスよく実践してこそ、資産形成がブーストされます!
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事があなたの資産形成に役立つと幸いです。
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